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奈良高専での研究セミナーに参加!(第5回)
10/20(日)に奈良工業高等専門学校で開催された「パワーエレクトロニクス技術に関する人材育成事業の展開/スイッチング電力変換機器の開発」の「ベーシックコース」に参加させていただきました!
今回で第5回目になります。今回は学生との都合が合わず,川上のみ参加してきました(寂しい)。
今回は大講義室の方でモード解析法を用いた回路の解析やパワー半導体デバイスの中身について講義が行われました。モード解析法は以前のセミナーでも行われましたが,非常に強い解析手法ですね。
また,DC-DCコンバータやDC-ACインバータなどで見かける「レグ構造」と呼ばれるパワー半導体デバイスの接続方法があります。パワー半導体デバイスを上(ハイサイド)側と下(ローサイド)側として上下に配置し,その両者の接続点から負荷側に結線されている構造となっています。
このレグ構造には代表的な2つの問題点があり,1つが「レグ(アーム間)短絡」,もう一つは「ハイサイド側のゲート駆動用の電位の確保」になります。
1つ目の問題点であるレグ短絡ですが,これは「デッドタイム(デッドバンド)」という手法で回避することができます。ハイサイドとローサイドの両者のON期間が存在しないように両者にOFF期間を注入するものです。
2つ目の問題点であるハイサイド側のゲート駆動用の電位の確保ですが,これは絶縁電源(フローティング電源)を用いるか,「ブートストラップ回路」を用いることで解決ができます。ただ,ブートストラップ回路に関しては幾つか使用に制限があるので,安定性を求める場合であれば絶縁電源でしょうか(お高いですが…)。
帰り際に高専のイルミネーションを撮影してきました。これが高専祭やクリスマス等に近づくにつれて増えていくのでしょうか…?
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