新着情報
category
第3回電気学会D部門調査専門委員会に参加!
5/23(金)に電気学会産業応用部門が主催の半導体電力変換技術委員会における「最新の高周波スイッチング電力変換回路と応用電源技術調査専門委員会」の第3回の会合に参加してきました!
今回は昨今のコロナウィルスによる活動自粛などの影響も考慮して,WebEXによるweb会議を行いました!
※本校では今年度からzoomを導入いたしましたので,遠隔による会議や面談を行いたいという方は気軽にお声がけください。人数や時間制限はありません。(E-Mail:t.kawakami@osaka-pct.ac.jp)
今回は川上は発表の番でしたので,直前までパワーポイントの作成・修正に追われていました…
調査内容はLLCコンバータの高精度な数学モデリング方法及び高速応答性を実現する制御に関する調査でした。
LLCコンバータは絶縁型のソフトスイッチングコンバータで,中電力用途に主に用いられるのですが,きちんと設計するとZVS(ゼロ電圧スイッチング)とZCS(ゼロ電流スイッチング)の両方を満たすため,非常に高効率に駆動します。
しかし,伝達関数によるモデリングが非常に複雑で,高次方程式となってしまうといった問題があります。また,非絶縁型DC-DCコンバータと比較しても応答性が悪いと言われてきました。
私が調査した論文は2018,2019に発表・投稿された非常に新しい論文でした。モデリングも非常に高精度に行えているだけでなく,非絶縁DC-DCコンバータに負けないぐらいの応答性の速さもありました。
発表は緊張しましたが,企業や大学の方々からの質疑応答にも問題なく答えることができ,ホッとしています。企業の方からも「非常に興味深いテーマと発表が聞けて良かったです」というコメントも頂きました。やはり,学会活動やプレゼン発表,研究調査はどれだけ忙しくても自己研鑽となるので継続していかないといけないですね!
本研究室のご支援をご検討されている方は下記リンクをご参照ください。