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2020年度第09回電制研ゼミ開催!

10/27の卒研の時間に,今年度の第09回電制研ゼミを行いました!

第9回目は松浪さん!今年度の書籍は電気学会・半導体電力変換システム調査専門委員会が編纂した「パワーエレクトロニクス回路」を元に資料を作成してくれました。

9回目の発表は直流変換回路について説明を行ってもらいました。直流変換回路はDC-DCコンバータと考えますが,その手順としてはAC-ACコンバータと同様に間接変換回路と直接変換回路の2種類があります。間接変換回路はDC-AC-DC変換回路となりますが,ACの部分をAC-ACと見立てて変圧器を用いることで,DC-AC-AC-DCという非常に変換数の多い回路となります。この場合,3段変換となり,一つの回路の効率が95%と高効率だったとしても,全体の効率は約86%(=0.95*0.95*0.95)となるため,変換の段数は少ないほうが良いことがわかりますね。

また,直接変換方式は一般的なDC-DCコンバータとなります。スイッチング方式(スイッチング・レギュレータ)とリニア方式(リニア・レギュレータ)の2つに大別されますが,両方とも重要な回路方式です。パワーエレクトロニクスの教科書にあるのはスイッチング方式で,書籍によっては「チョッパ回路」とも呼ばれます。

今回はそのチョッパ回路をベースに発表してくれました。中間報告回直後で資料作成も大変だったかと思いますが,しっかりと発表してくれました!お疲れ様!


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