4/19の卒研の時間に，今年度の第02回電制研ゼミを行いました！

今年度のゼミのテーマは「電子回路」になります。川上は電気回路やパワーエレクトロニクスの範囲は講義担当してますが，電子回路はまさに電気回路からパワーエレクトロニクスへの橋渡しも兼ねた重要な分野になります。

第2回目は相澤君！今年度はオーム社の「等価回路でしっかり理解！詳解 電子回路：アナログ回路の基礎からデジタル回路入門まで」を元に資料を作成してくれました。図が多く，非常に分かり易い本でありながら，かなり深い部分まで説明してくれる良書です。

第2回目の発表は「トランジスタ」についてでした。相澤君も初めての発表ということもあり，緊張もあったようですが，スライドの完成度はかなり高かったです！

電気回路で取り扱った抵抗(R)，インダクタ(L)，キャパシタ(C)はそれぞれ受動素子ですが，電子回路で取り扱うトランジスタは能動素子であり，素子の振る舞いが全く異なります。

そのトランジスタの振る舞いを電気回路的に取り扱うための等価回路として，hパラメータというものがあります。これは2端子対回路(4端子回路)をトランジスタに適用したもので，電気回路と同じように計算することが可能になります。

また，トランジスタにはベース(B)，エミッタ(E)，コレクタ(C)の三端子があり，それぞれの接地方式で回路の振る舞いが変化します。その一覧についても分かり易く説明してくれました。

第2回目なのにかなりペース良く講義が進んでおり，学生のレベルアップを感じますね！

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