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奈良高専での研究セミナーに参加!(第3回)
7/2(日)に奈良工業高等専門学校で開催された「パワーエレクトロニクス技術に関する人材育成事業の展開/スイッチング電力変換機器の開発」の「ベーシックコース」の第3回に参加させていただきました!今回は学生達の諸事情もあり,川上単独でセミナー設営のお手伝いをさせていただきました。
始めは石飛先生の講義で始まりました。まずは各回路の振る舞いやモード解析法の再確認を行いました。
ここで使用している回路シミュレータはPSIMというもので,簡単な回路から複雑な回路まで制御を含めて詳細に動作を追うこともできる非常に優れたシミュレータです。デモ版であればフリーで使用することもでき,部品点数等に制限はありますが,学生が使用するぐらいであれば十分な威力を発揮します。
また,テブナンの定理やノートンの定理の復習や応用も行いました。これらの定理を用いると回路がどれだけ複雑なブラックボックスであっても簡単な電圧源/電流源から構成される回路に置き換えることができる非常に強力な手法となります。学生時代に教わったことがこうやって実学に結びつくのは非常に良い事ですね。
今回は座学中心でみっちりと講義でした。研究室の学生達をはじめ,本学でパワーエレクトロニクスや電気に関することを学びたい学生達にしっかりと理論や応用を交えたわかりやすい講義を心がけなければならないと改めて考えさせられる一日でした。特に,モード解析法や回路動作を理解すると微分方程式から解を導出することなく,非常に高速に導出することも可能になりますから,大学の編入学試験や大学院試験にも非常に有効です。
今回のセミナーの詳細は下記リンクの方にございますので,そちらをご覧ください。