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奈良高専での研究セミナーに参加!(第4回)

9/8(日)に奈良工業高等専門学校で開催された「パワーエレクトロニクス技術に関する人材育成事業の展開/スイッチング電力変換機器の開発」の「ベーシックコース」に参加させていただきました!

今回で第4回目になります。第3回はお盆の帰省のため休んでました…。今回も学生とともに参加してきました。卒業研究の中間発表会も近い中、ありがとうございました!

今回はRLC共振回路の実験から動作確認しました。パワーエレクトロニクス回路はスイッチング素子と受動素子の組み合わせで動作するので、受動素子の振る舞いを把握するのは非常に重要です。

RLC共振回路の入力に矩形波電圧を印加すると、出力の矩形波電圧は共振回路の影響によって立ち上がり時や立ち下がり時に振動が現れます。これはゲート-ソース間電圧やドレイン-ソース間電圧、ドレイン電流などに同じような波形が現れます。回路の寄生L(配線インダクタンス)や寄生C(浮遊容量:ストレーキャパシティ)による共振で同じような現象が現れます。

特に今回は、そんなスイッチングデバイスの挙動を把握するために下の回路を使って実験を行いました。左がダブルパルス試験回路、右が自作の簡易ファンクションジェネレータになります。

ダブルパルス試験回路とは、ゲート信号の注入時間を微小に設定し、ファンクションジェネレータの機能の一つであるバーストモードと呼ばれるスイッチングで2回ほど回路をスイッチングさせます。この試験により、スイッチングデバイスのターンオン及びターンオフの挙動を把握することができます。

このダブルパルス試験はスイッチングデバイスの評価をすることも可能な上に、波形の取得は一瞬で済むので簡単ですが、バーストモードの設定をミスしてしまうと一瞬にして回路が破壊してしまうことにも… ダブルパルスを行う際は十分にお気をつけください!

 


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