5/31の卒研の時間に，今年度の第05回電制研ゼミを行いました！

今年度のゼミのテーマは「電子回路」になります。川上は電気回路やパワーエレクトロニクスの範囲は講義担当してますが，電子回路はまさに電気回路からパワーエレクトロニクスへの橋渡しも兼ねた重要な分野になります。

第5回目は相澤君！今年度はオーム社の「等価回路でしっかり理解！詳解 電子回路：アナログ回路の基礎からデジタル回路入門まで」を元に資料を作成してくれました。図が多く，非常に分かり易い本でありながら，かなり深い部分まで説明してくれる良書です。

第5回目の発表は「増幅回路の周波数特性」についてでした。相澤君は二回目の発表ということもあり，かなりスライド技術も向上していました！

トランジスタで作る増幅回路はいわゆるアンプであり，オーディオ用としても設計します。オーディオアンプを作る場合，周波数特性が重要になります。

低域の増幅率（ゲイン）が低いと重低音の深みが無くなりますし，広域の増幅率が低いと高音が増幅されないため，テクノポップなどの曲が物足りなくなります。そのため，オーディオアンプにおいてはゲインが増幅できる領域（帯域幅）の広帯域（ブロードバンド）化が重要になります。

今回の講義では，前回のゼミで行ったバイアス回路をベースに，周波数特性を導出して，回路のどのパラメータが広帯域化に寄与するかなどについて発表してくれました。

理論と設計の両面から講義が進む非常に面白い内容となりました！このゼミが終わったころにはオーディオアンプが作れるかも？

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