7/5の卒研の時間に，今年度の第08回電制研ゼミを行いました！

今年度のゼミのテーマは「電子回路」になります。川上は電気回路やパワーエレクトロニクスの範囲は講義担当してますが，電子回路はまさに電気回路からパワーエレクトロニクスへの橋渡しも兼ねた重要な分野になります。

第8回目は佐々木君！今年度はオーム社の「等価回路でしっかり理解！詳解 電子回路：アナログ回路の基礎からデジタル回路入門まで」を元に資料を作成してくれました。図が多く，非常に分かり易い本でありながら，かなり深い部分まで説明してくれる良書です。

第8回目の発表は「オペアンプを用いた回路」についてでした。もう早くも3周目に突入し，中間報告会前には各自4回程プレゼンの練習をこなしたことになります。非常に力の付く一石多鳥なトレーニングです！

オペアンプを用いた回路の代表例としては主に以下のものがあります。

• 反転／非反転増幅回路
• 加算／減算回路
• 微分／積分回路
• ボルテージフォロワ

これらの回路は増幅動作を基本としており，入力信号と出力信号の関係を「回路方程式」に基づいて導出することが一般的な手法ですが，もう一歩進んだ考え方として，回路をラプラス変換した「s回路」に置き換えて伝達関数ベースで考えると回路方程式による入出力の利得の関係だけでなく，ボード線図上で動作を把握することができます。そのため，アクティブフィルタもパッシブフィルタと同様に考えることができます。

自分も電子回路の講義を持った際は制御工学との連携を忘れずに講義資料を作成したいですね！

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