10/1(日)に奈良工業高等専門学校で開催された「パワーエレクトロニクス技術に関する人材育成事業の展開／スイッチング電力変換機器の開発」の「ベーシックコース」の第8回に参加させていただきました！今回は本研究室の上田を連れてセミナー設営のお手伝いをさせていただきました。

今回も服部先生の講義からスタートしました。前回と同様，SEPP回路によるIHクッカーの作製を行いました。

今回は主にゲート駆動回路周辺の構成の説明となりました。ゲート駆動回路は簡単そうに見えて，実は非常に奥深い回路となっております。今回のように，レグ構造を用いているインバータはハイサイドの基準電位がローサイドのドレイン端子にあたるため，駆動電圧を非常に高くしなければいけません。もしくは，ハイサイドに絶縁電源を用いる必要がありますが，コストアップとなってしまいます。そこで，ブートストラップ回路というものを用いることで，ハイサイドに絶縁電源を追加で用いることなく構成することが出来ます。

今回は座学よりも回路作製が中心に行われました。上田君も作りなれていない回路を必死に完成に近づけようと頑張っていました。

今回のセミナーの詳細は下記リンクの方にございますので，そちらをご覧ください。

http://www.nara-k.ac.jp/contribution/nedo/info/