研究室紹介

電力変換制御技術研究室(川上研究室)は2017年4月に発足したパワーエレクトロニクス技術に関する研究室です。

パワーエレクトロニクスは「パワー(電気・電力・電力機器)」「エレクトロニクス(電子・回路・半導体)」「コントロール(制御)」の3つの分野の複合分野とされています。

本研究室の主な研究分野は「電力変換器の小型化・高効率化に関する研究」となり,中でも,本研究室では「電力変換器の制御系に関する研究」を中心に研究しております。

機械系の制御に関する研究室や電動機(モータ)の制御に関する研究室は比較的多いですが,電力変換器の制御系に関する研究室は少なく,パワーエレクトロニクス系の大学や高専の研究室でも制御系の構築には頭を抱えているところが多いようです。

また,企業においては制御用ICを用いているところも多いですが,制御系の中身に関してはきちんと理解されているエンジニアの方も少なく,新しいアプリケーションに対する電源開発などにも遅れが生じてしまいます。

そのため,半導体デバイスのスイッチング動作や特性,モータ駆動に関する書籍などは非常に多い反面,「パワーエレクトロニクスの制御系」に関する書籍は非常に少なかったりします。

特に,今後はプラズマ関係電気化学関係など,今までのパワーエレクトロニクスとは異なるアプリケーションや研究領域に対しても柔軟に対応が可能となる研究室となっております。

本研究室に興味・関心のある方は是非ともご連絡・ご来学いただけますと幸いです。

 

川上 太知 ( Taichi Kawakami )
大阪府立大学工業高等専門学校
総合工学システム学科 電子情報コース
〒572-8572 大阪府寝屋川市幸町26-12
TEL:072-820-8550
E-Mail:t.kawakami@osaka-pct.ac.jp